うつ病ってどんな病気?

うつ病(または感情障害)とは、重度の心身のストレス(精神的ストレスや身体的ストレス)が原因となり、脳の機能が障害を起こしてしまう状態です。

脳がうまく働いてくれないことで、悲観的になったり、健康な状態であれば乗り越えられるようなことも「ダメだぁ・・・」と限界を感じて物事に対して否定的になり、やがて行動が出来なくなります。

悲観的で自分に限界を感じて行動が出来ないことで、より一層、心が辛く感じられるという悪循環が起こります。

よく「うつ病はこころの病気」と表現されますが、重度のストレスで脳の機能障害が起こり、心身が衰弱していく・・・というのが、ぴったりの表現でしょう。

うつ病の具体的症状

代表的な症状は・・・

  • 憂うつな気分
  • 気持ちが重い
  • 思考力・集中力の低下
  • 物事が面倒になる
  • 何もする気にならない・できない
  • さまざまなことに対して否定的になる
  • 感情のコントロールができない
  • 悲しい気持ち
  • 絶望感に陥る

などといった、気分が落ち込んで活動を嫌っている状況であり、思考、行動、感情、幸福感に影響が出ます。

こうした状態にほぼ一日中陥り、長い期間続くというのが「うつ病の代表的な症状」です。

またこれら一部の症状が出ている軽い状態を「抑うつ(よくうつ)」とも言います。ある程度精神的なエネルギーが低下し、「うつ病」の症状がいくつか認められる状態をさします。これらの症状で生活に支障が生じ重度になると「うつ病」と診断されるようになります。

抑うつ(軽い状態)<うつ病(生活に支障をきたすほど重い状態) 

という考え方が正しいでしょう。そう言った意味では「抑うつ=うつ病予備軍」と言ったところでしょうか。

うつ病のサイン

心理的サイン

うつ病を診断する目安は、下記のような症状が2週間以上、それが一日中絶え間なく襲ってくるような状態で、なおかつそれが長く続くようなら「うつ病の疑い」が出てきます。

  • (憂うつ、気分が重い)
  • 何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
  • 疲れているのに眠れない(不眠症)
  • 寝ても以前よりもかなり早く目覚める
  • 不眠症のせいで、日中はずっと眠い
  • 食欲が落ちる
  • 体重が減る
  • 自分に対してイライラして落ち着かない
  • 「自分がサボっている」、あるいは何か悪いことをしたように感じてしまい自分を責める
  • 自分には価値がないと感じる
  • 思考力・集中力が落ちる
  • 寂しい・ただただ辛い
  • 死にたくなる(希死念慮)

身体的サイン

うつの症状は心理的だけではなく、身体にも表れます。特に抗うつ状態に差し掛かると発症しやすい症状は、下記のようなものがあります。これらはいわゆる「自律神経症状」と言われるものです。

  • 食欲がない
  • 体がだるい
  • 疲れやすい
  • 性欲がない
  • 頭痛や肩こり
  • 動悸
  • 胃の不快感
  • 便秘や下痢
  • めまい・ふらつき
  • 口が渇く

第三者(周囲の人)から見てもわかるサイン

うつ病は、周囲からみてわかる変化があります。周りの人が本人を見て「いつもと(今までとは)違うなぁ・・・」と変化に気づいたら、もしかしたら本人はうつ状態に陥っている可能性があります。

  • 表情が暗い
  • 感情の起伏が激しくなった
  • 涙もろくなった
  • 反応が遅い
  • 口数が極端に少なくなった
  • 落ち着かない
  • 飲酒量が増える

まとめ

上記はあくまでも自分で状況判断する場合の目安です。上記の内容が「自分にあてはまる」「思い当たる節がある」と感じたら、専門家に相談しましょう。早期や軽症ならば認知行動療法などの精神療法だけでもクスリに匹敵する効果が期待できます。

中度や重度だと感じる場合には、総合病院の「精神科」や、神経科・精神神経科、神経精神科などの名称も掲げている「心療内科」などをお勧めします。


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